W800について

W800 2023年式

昨年の12月に購入してもうすぐ1年が経ちます。今現在は3000km位走りましたね。正直、1ヶ月間で一回か二回しか乗る時間が無いので何かもったいない様な気もしますが、ガレージの中にあるバイクを見る度に嬉しくなります。乗れなくても。プラモデル感覚なんでしょうか。


さて最近、クラシックな雰囲気と現代のスポーツバイクの装備を組み合わせたネオクラシックと呼ばれるジャンルのバイクが増えていますが、昔ながらのバイクの雰囲気を忠実に再現した“正調クラシック”と言えるモデルの代表例が私も乗っております、このカワサキのW800シリーズです。

登場は意外と古く、W650だった頃まで遡れば登場は1999年。つまり四半世紀近い歴史を持っていることになります。“正調クラシック”を地で行くデザインは、往年の名車であるW1(ダブワン)、W3(ダブサン)といったモデルがモチーフ。フロントホイール19インチ、リヤホイール18インチといった往年のWシリーズと同じ車体構成はもちろんですが、兎にも角にもクラシカルなデザインに拘った開発が行われています。

そんな“正調クラシック”な要素を挙げれば、空冷ツインエンジン、ワイヤースポークホイール、スチールフェンダー、ティアドロップタンク、ツインショックといったところになりますが、やはり特筆すべきは造形に拘って作られたのが空冷のパラレルツインエンジンでしょう。このエンジンは別名バーチカルツインとも呼ばれ、シリンダーが垂直(バーチカル)にそそり立っていることがその特徴です。しかも左右のピストンが同時に上下する360°クランクレイアウトを採用したことで、バーチカルツインならではの下から突き上げられるような強い鼓動感が楽しめます。またこのエンジンは、バルブを駆動するための動力を一般的なカムチェーンではなく、ベベルギアを備えたシャフトで伝えており、エンジン右サイドにはベベルタワーと呼ばれる特徴的な造形を備えているのも特徴です。

とにかくクラシックなデザインに拘って生まれたWシリーズは現在、773cc化されてW800と名前を変えており、ラインナップもオーソドックスなフロント19インチのW800に加え、フロント18インチホイールを備えたW800ストリートやW800カフェも登場。名前は違いますが、メグロK3もW800をベースにしたバリエーションモデルと思っていいでしょう

だたマフラー音はキャプトンマフラーなので渋い良い音を奏でますね。純正なので音量は低いですが、バーチカルツインエンジンのドコドコドコドコって感じですよね。